「地場者の立ち話」

2026年10月2日(金)
H「週末となる今日の日本市場は反落した。」
K「ああ。昨日は日経平均が大幅高となっただけに、今日はその反動売りが先行した。」
H「昨晩の米国市場は小幅ながら上昇していたんだけどな。」
K「そうだな。ただ朝方は原油高に加え、新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことで、米長期金利が上昇した。」
H「ISM製造業景況指数でも仕入れ価格の上昇が示され、インフレへの警戒が強まった。」
K「ああ。そのため主要株価指数は下落する場面もあったが、その後は高水準の利回りを受けて米国債に買いが入った。」
H「ジェファーソンFRB副議長の発言も金利低下につながったな。」
K「そうだな。次の政策変更を急ぐ必要はないとの認識を示したことで、10月の追加利上げ観測が後退した。」
H「米長期金利が低下してくると、株式市場も持ち直した。」
K「ああ。前日引け後に好決算を発表したマイクロンが3%上昇し、半導体株が買われたことも支えとなった。」
H「結局、主要3指数は揃って小幅高、SOX指数は1.59%高と反発して引けている。」
K「それでも今日の日本市場は、昨日の大幅高の反動もあって日経平均が600円を超える下落で始まった。」
H「寄り後はかなり不安定だったな。」
K「ああ。いったん下げ幅を200円程度まで縮めたことで、昨日の上昇基調が続くかとも思われたが、そこから買いが続かなかった。」
H「むしろ再び売りが強まり、日経平均は一時820円を超える下落となった。」
K「TOPIXも1%程度下落し、前場は安値圏で引けた。」
H「昨日は後場にかけて値上がり銘柄が増え、かなり相場の広がりも出ていたんだけどな。」
K「そうだな。それだけに今日は、昨日大きく上昇した銘柄を中心に利益確定売りが出やすかったということだろう。」
H「昨晩の米半導体株は強かったものの、それだけでは昨日のように日本株を押し上げるには力不足だったという感じか。」
K「ああ。昨日はマイクロン決算をきっかけに月初の買いや買い戻しも重なったとみられるだけに、今日はその反動が出た面もありそうだ。」
H「それでも前場途中に一度かなり下げ幅を縮めているあたり、押し目買い意欲がなくなったわけではなさそうだな。」
K「そうだな。ただ高値を追うには材料不足だった。結局、戻したところでは利益確定売りに押される展開になった。」
H「後場に入ってからは、日経平均、TOPIXともにほとんど方向感が出なかった。」
K「ああ。週末ということに加え、今晩には米雇用統計の発表を控えている。積極的にポジションを傾けにくかったようだ。」
H「昨日の米市場でも、雇用指標が強いと金利が上がり、FRB高官のハト派発言で金利が下がるという動きだったからな。」
K「そういうことだ。今は景気の強さそのものより、それが追加利上げ観測にどうつながるかを市場がかなり敏感に見ている。」
H「今晩の雇用統計が強ければ、再び10月利上げ観測が高まり、米長期金利も上昇する可能性がある。」
K「逆に弱ければ利上げ観測は後退するだろうが、あまり弱すぎれば今度は景気懸念が意識される。その意味でも市場の反応は単純ではない。」
H「結局、日経平均、TOPIXともに前場終値付近で取引を終えた。」
K「ああ。今日は昨日の大幅高の反動安という色合いが強かったが、今晩の米雇用統計を受けて米金利や追加利上げ観測がどう動くかが、来週の日本市場を考えるうえでも重要になりそうだな。」
H「そうだな。期待したいモンだ。」

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