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2026年10月16日(金)

K氏
ああ。昨日は日経平均が3300円以上も下落しただけに、今日は買い戻しが広がった。

K氏
そうだな。ただ、朝方発表された米9月PPIは市場予想を大きく上回り、前日のCPIに続いてインフレ加速が示された。

H氏
PPIは前月比1.3%上昇と、2022年3月以来の大幅な伸びだった。

K氏
ああ。前年比でも6.3%上昇しており、FRBによる追加利上げへの警戒が改めて強まった。

H氏
それにAIインフラ投資への懸念も続いていたな。

K氏
そうだな。コアウィーブの社債価格急落などを受け、巨額のAI投資が今後も続くのかとの不安が強まり、半導体関連株には売りが続いた。

K氏
ああ。AI関連株の下落を受けてリスク回避の国債買いが強まり、米10年債利回りは5.1%を割り込んだ。

H氏
インフレ指標が強かったのに、逆に国債が買われたわけか。

K氏
ああ。AIインフラ企業の社債への懸念が強まり、信用リスクの高い社債などから、安全資産である米国債へ資金を移す動きもあったようだ。

H氏
つまり、インフレ警戒よりも信用不安が意識されたということか。

K氏
そうだな。AI投資の減速が景気に悪影響を及ぼすとの懸念もあり、米国債が買われた面は大きそうだ。

H氏
株式市場でも、買われる銘柄が少し変わってきたな。

K氏
ああ。ヘルスケアや生活必需品などディフェンシブ株に資金が向かい、これまでのAI・半導体株一辺倒の物色から変化が見られた。

H氏
ただ昨日はコアウィーブ株、大幅安から切り返した。

K氏
そうだな。エヌビディアのフアンCEOが同社の事業基盤は日々改善していると擁護したことで買い戻しが入り、結局6%近い上昇となった。

K氏
ああ。ただ、エヌビディア自体は下落しており、AI投資への懸念が払拭されたわけではない。

K氏
ダウは556ドル高の1.08%高、S&P500は0.33%高、ナスダックも0.08%高となった。ただSOX指数は0.88%安と7日続落している。

H氏
それを受けて今日の日本市場も買い戻しが先行した。

K氏
ああ。日経平均は500円近い上昇で始まり、前日に大きく売られたAI・半導体関連株などに買いが戻った。

H氏
昨日急落した韓国株が反発していたことも追い風になったな。

K氏
そうだな。韓国KOSPIは前日にサーキットブレーカーが発動されるほど売られていただけに、今日はその反動買いが入った。

H氏
日経平均も一時1200円を超える上昇となった。

K氏
ああ。半導体株だけでなく幅広い業種に買いが広がり、前場は東証33業種中32業種が上昇していた。

H氏
昨日の全面安から一転して、ほぼ全面高となったわけか。

K氏
そうだな。前日の下落が急激だっただけに、売られすぎを意識した買いや、売り方の買い戻しも入ったのだろう。

K氏
ああ。日経平均は一時上げ幅を縮めた後に切り返したものの、終盤には再び利益確定売りなどに押された。

H氏
結局、日経平均は900円近い上昇となったものの、今日の高値からは押し戻された。

K氏
そうだな。TOPIXも反発したが、週末ということもあって上値を積極的に買い進む動きは限られたようだ。

H氏
それでも昨日の大幅安から切り返したのは悪くないな。

K氏
ああ。ただ、AI投資の採算性や資金調達への懸念は依然残っている。米長期金利が低下したことは安心材料だが、まずはAI・半導体関連株への売りが一巡するかを見極めたいところだな。
2026年10月15日(木)

K氏
ああ。日経平均は3300円を超える下落となり、4.9%安と今年でも屈指の大幅安となった。

K氏
そうだな。注目された9月CPIが市場予想を上回り、10月FOMCでの追加利上げ観測が再び強まった。

H氏
CPIは前年比3.7%上昇と、前月の3.4%から加速した。

K氏
ああ。市場予想の3.6%を上回ったうえ、食品とエネルギーを除くコアCPIも予想を上回る2.6%上昇となった。

H氏
中東情勢の緊迫化による原油高の影響も大きいようだな。

K氏
そうだな。9月のガソリン価格は前月比9.1%上昇しており、CPI上昇の大きな要因となった。

H氏
それに昨晩はフーシ派によるサウジアラムコ本社への攻撃も伝わった。

K氏
ああ。原油供給への警戒が再び強まっており、インフレが長期化する可能性も意識された。

H氏
ただ、昨晩の米国株の下落は、インフレ懸念だけが原因ではなさそうだな。

K氏
そうだな。AIインフラ投資の資金調達を巡る懸念が一気に強まったことも大きかった。

H氏
AI向けクラウドを手掛けるコアウィーブの社債価格が急落していたな。

K氏
ああ。同社の社債利回りが一時15%近くまで上昇したことで、巨額の借り入れに依存するAIインフラ企業の財務負担が改めて問題視された。

H氏
AI需要は拡大しているものの、それを支える資金調達が難しくなるということか。

K氏
そういうことだ。金利上昇で資金調達コストが高まれば、設備投資の継続や収益性にも影響が出かねない。

H氏
米調査会社ガートナーもAIインフラ投資に警鐘を鳴らしていた。

K氏
ああ。現在のペースで投資が続けば、2030年までに3.5兆ドルを超えるAIインフラ投資が減損リスクにさらされる可能性があると指摘した。

K氏
そうだな。さらにAI専業クラウド事業者の8割以上が、2030年までに独立した事業者として存続できなくなるとの予測も示している。

H氏
ただ、AI需要そのものがなくなるという話ではないんだろう。

K氏
ああ。投資額に見合う収益を確保できるのかが問題で、特に借り入れへの依存度が高い企業ほど厳しくなるということだ。

H氏
それでコアウィーブやオラクルなどが大きく売られたわけか。

K氏
そうだな。コアウィーブは15%を超える下落となり、オラクルも9%近く下落。半導体関連株にも売りが波及した。

K氏
ああ。バンク・オブ・アメリカは決算で市場予想を下回ったうえ、マネーロンダリング対策の不備に伴う12億ドルの制裁金も嫌気された。モルガン・スタンレーも好決算ながら売られた。

H氏
それでもダウは48ドル安と小幅安にとどまった。

K氏
そうだな。米長期金利が朝方の上昇から低下に転じたほか、ヘルスケア株が買われたことが支えになった。

H氏
一方、S&P500は1.11%安、ナスダックは1.88%安と大幅安だった。

K氏
ああ。SOX指数も4.30%安と6日続落しており、AI・半導体関連株の調整が一段と厳しくなっている。

H氏
それを受けて今日の日本市場も朝方から大きく売られた。

K氏
そうだな。AI・半導体関連株を中心に売りが殺到し、日経平均は6万7000円を割り込んで始まった。

H氏
寄り後には、6万6000円、6万5000円も次々と割り込んできたな。

K氏
そうだな。それに今日は韓国株の急落も重しになった。

H氏
韓国KOSPIは派手に下落し、サーキットブレーカーまで発動された。

K氏
ああ。サムスン電子やSKハイニックスが10%前後の下落となり、外国人投資家の売りも膨らんだ。

K氏
そうだな。中国CXMTの技術進展による競争激化懸念に加え、AI投資への不安が重なった。信用取引などのポジション解消も下落を加速させた可能性がありそうだ。

H氏
日本市場でもアドバンテストや東京エレクトロン、ソフトバンクGなどが大きく売られた。

K氏
ああ。特に日経平均は値がさのAI・半導体関連株の影響が大きいだけに、TOPIX以上の下落となった。

H氏
前場の日経平均は3255円安と安値引けだった。

K氏
後場にはさらに下げ幅を広げ、一時3650円を超える下落となった。

H氏
ただ、14時半頃に発表されたTSMCの決算は非常に良かったんだよな。

K氏
ああ。7-9月期は売上高が前年同期比約51%増、純利益も約69%増と過去最高を更新し、市場予想も上回った。

H氏
昨日のASMLに続いて、半導体大手の好決算が確認されたわけだ。

K氏
そうだな。それでも株式市場が好感しなかったのは、足元の半導体需要よりも、AI投資の資金調達や採算性への懸念が強くなっているからだろう。

H氏
半導体メーカーの業績が良くても、AIインフラへの巨額投資が今後も同じペースで続くとは限らないということか。

K氏
ああ。それに株価にはこれまでの高成長が相当織り込まれている。今は好決算だけでは買いが続きにくい状況になっているようだ。

H氏
日経平均は後場に一時下げ幅を縮めたものの、結局3300円を超える下落となった。

K氏
そうだな。TOPIXも2.38%安となり、幅広い銘柄に売りが広がった。

H氏
これだけ急激に下落すると、さすがに押し目買いも意識されそうだが。

K氏
ああ。ただ、今回の下落は単なる利益確定売りだけではなく、AI投資を巡る資金調達への懸念も絡んでいる。

H氏
そうなると、反発しても戻り売りが出やすい可能性もあるな。

K氏
そうだな。AI需要そのものは強いだけに悲観しすぎる必要もないが、まずはAI関連株への売りが一巡するかを確認したいところだな。

H氏
ああ。今晩の米国では下げ渋りみられればいいのだが。期待したいモンだ。
2026年10月14日(水)

K氏
ああ。日経平均は5日続落となったものの、下げ幅はわずかだった。ただ、後場にはかなり荒い値動きになっていた。

K氏
そうだな。中国のメモリー大手CXMTの技術進展による競争激化懸念が続き、AI・半導体関連株への売りが続いた。

H氏
ブロードコムのCEOがAI投資の過熱感を指摘したことも重しになったな。

K氏
ああ。一部の投資家のAI関連への投資姿勢をギャンブルに例えたことで、AI投資の採算性への懸念が改めて意識された。

H氏
ただ、AI需要そのものに悲観的な見方を示したわけではないようだな。

K氏
そうだな。長期的なAI需要には強気の姿勢を維持しているが、短期的な期待が先行しすぎているとの警戒を示したとみた方がいいだろう。

H氏
それでも今の市場では、そうした発言に敏感に反応してしまう。

K氏
ああ。ここまでAI関連株が相場をけん引してきただけに、投資家も高値警戒感を強めているということだろう。

K氏
そうだな。ただ、決算を発表したJPモルガンやゴールドマン・サックスなど金融大手は揃って売られた。

K氏
ああ。JPモルガンは利益が市場予想を下回り、ウェルズ・ファーゴも純金利収入が予想に届かなかった。一方、シティグループやゴールドマンは利益が予想を上回ったものの、株価は下落した。

H氏
決算に対する市場の要求水準もかなり高くなっているということか。

K氏
そうだろうな。それにJ&Jも医療機器部門の不振が嫌気されて5%を超える下落となり、相場の重しになった。

H氏
それでも米国株は朝方の下落からかなり戻している。

K氏
そうだな。米長期金利が低下したことが下支えとなったほか、半導体関連株も下げ幅を縮めた。

K氏
ああ。追加利上げ観測を左右する重要な指標だけに、積極的な売買は手控えられたようだ。

H氏
結局、ダウは0.35%安、S&P500は0.02%安、ナスダックは0.15%安となった。

K氏
SOX指数も0.23%安と5日続落しており、半導体株の調整が長引いている。

H氏
ところが今日の日本市場は、前日に売られたAI・半導体関連株を中心に買い戻しが入った。

K氏
そうだな。日経平均は寄り後もしっかりと上昇し、前場には500円近く上げる場面もあった。

K氏
ああ。前日まで大きく売られていたサムスン電子やSKハイニックスなどにも買いが戻り、日本の半導体株にも安心感が広がった面はありそうだ。

H氏
ただ、日経平均が上昇する一方で、TOPIXはマイナスとなっていた。

K氏
そうだな。昨日買われていた銀行株などが売られ、今日は日経平均寄与度の大きいAI・半導体株が相場を押し上げる展開だった。

H氏
後場には日経平均が一時630円高となり、このまま反発して引けるかと思われた。

K氏
ところが14時にASMLの決算が発表されると、一気に流れが変わった。

H氏
ただ、ASMLの決算自体は悪くなかったんだろう。

K氏
ああ。7-9月期は大幅増収増益となり、通期売上高見通しも上方修正した。10-12月期の売上高見通しも市場予想を上回っている。

H氏
しかも、AI需要が非常に強く、2027年や2028年には供給能力が需要に追いつかない可能性まで示している。

K氏
そうだな。顧客の中には2029年や2030年の発注を検討する動きもあるという。中長期的な半導体設備投資の強さを示す内容だった。

K氏
ああ。決算への期待から先回りして買われていたこともあり、好材料出尽くしと受け止めた売りや利益確定売りが出た可能性はありそうだ。

H氏
それに今晩の米CPIや、明日のTSMC決算も控えている。

K氏
そうだな。重要イベントを前に、いったんポジションを落とす動きも重なったのかもしれない。

H氏
日経平均はプラスから一転して、一時200円を超える下落となった。

K氏
ああ。わずかな時間で800円以上動いたことになる。半導体株への売りに加え、先物主導の動きもあった可能性がありそうだ。

K氏
そうだな。結局、日経平均は33円程度の小幅安となり、TOPIXも下落して引けた。

H氏
それにしても、ASMLの好決算でも半導体株が売られるというのは少し気になるな。

K氏
ああ。半導体需要が強いことは確認できたが、株価には相当な期待が織り込まれているということだろう。今晩の米CPIに加え、明日のTSMC決算を受けて市場がどう反応するのかが重要になりそうだな。
2026年10月13日(火)

H氏
連休明けとなる今日の日経平均は大幅に続落した。

K氏
ああ。日経平均は一時2000円近い下落となった。ただ、TOPIXは小幅ながらも上昇しており、かなり偏った相場だったな。

H氏
日本が連休中の米国市場は、先週末こそしっかりと上昇していたんだけどな。

K氏
そうだな。トランプ大統領が11月の中間選挙前にはイランを攻撃しない方針を示したことで、中東情勢への警戒がやや後退し、株式市場には追い風になった。

H氏
ところが週明けの昨晩は、再び中東情勢への警戒から高安まちまちとなった。

K氏
そうだな。週末に親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアのリヤド国際空港を攻撃したことで警戒が再び強まった。

H氏
それを受けてWTI原油が上昇し、インフレ懸念が再燃した格好だ。

K氏
ああ。さらに中国のメモリー大手CXMTが、次世代DRAMの開発で進展を示したと伝わり、半導体関連株が売られたことも重しになった。

H氏
マイクロンなどメモリー関連株の下落が大きかったな。

K氏
そうだな。CXMTは従来よりメモリーセルの面積を約3割縮小できる新技術を開発しており、年内にもサーバー向け製品を投入する計画を示している。

H氏
サムスン電子やSKハイニックスなども開発を進めている技術だな。

K氏
ああ。ただ、CXMTは製品の詳細や量産計画を明らかにしておらず、実際にどこまで競争力があるのかは不透明だ。それでも中国企業の技術進展は既存メーカーにとって脅威になり得る。

H氏
それで半導体関連株への警戒売りが強まったわけか。

K氏
そうだな。一方で原油高を背景にエネルギー株が買われたほか、メタやマイクロソフトなど一部の大型ハイテク株は上昇した。

H氏
結局、ダウは0.38%高と続伸した一方、S&P500は0.06%安、ナスダックは0.44%安と反落となった。

K氏
それにSOX指数は2.67%安と4日続落しており、半導体関連株の弱さが目立った。

H氏
それを受け、今日の日本市場でもAI・半導体関連株が売られた。

K氏
そうだな。日経平均は466円安で始まり、その後もアドバンテストや東京エレクトロン、ソフトバンクGなどが大きく売られ、下げ幅を広げた。

K氏
ああ。韓国KOSPIは5日続落となり、今日は一時7%を超える大幅安となった。サムスン電子やSKハイニックスなどメモリー関連株の下落が大きかった。

H氏
中国CXMTの報道が、特に韓国市場に大きな影響を与えたということか。

K氏
そうだな。韓国市場はサムスン電子とSKハイニックスの指数への影響が大きいだけに、両社が急落すると相場全体も大きく下押しされる。

K氏
ああ。ただ、キオクシアの主力はNAND型フラッシュメモリーで、CXMTが今回発表したDRAMとは異なる。それでもメモリー業界全体への警戒が売りにつながったようだ。

H氏
日経平均は前場に一時1970円を超える下落となり、6万7000円付近まで売られた。

K氏
そうだな。ただ、これだけ日経平均が下落していた割には、相場全体が弱かったわけでもない。

H氏
TOPIXは前場0.46%安にとどまっていたからな。

K氏
ああ。しかも前場の時点で東証プライムの値上がり銘柄数は値下がり銘柄数を大きく上回り、海運や銀行、保険など幅広い業種が買われていた。

H氏
つまり、半導体など一部の値がさ株の下落が、日経平均を大きく押し下げていたわけか。

K氏
そういうことだ。前場はアドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクGの3銘柄だけで、日経平均を1200円以上押し下げていた。

H氏
後場には韓国株が下げ渋ってきたことで、日本株も戻してきた。

K氏
そうだな。売られていた半導体関連株にも買い戻しが入り、日経平均は徐々に下げ幅を縮めた。

K氏
ああ。結局、日経平均は1253円安となったものの、TOPIXは小幅高で引けた。

H氏
韓国株が大きく下落した割には、日本市場は底堅かったともいえそうだな。

K氏
ただ、AI・半導体関連株の弱さがどこまで続くのかは気になるところだ。今日も後場下げ渋ったとはいえ、戻りの鈍さが目立っていた。

H氏
今週は米CPIやPPIに加え、米金融大手や半導体関連企業の決算発表も控えている。

K氏
ああ。原油高によるインフレ懸念が残るなか、今後の米長期金利の動きも重要だ。まずはAI・半導体関連株への売りが一巡するかを確認したいところだな。
2026年10月9日(金)

H氏
連休前の週末となる今日の日本市場は高安まちまちとなった。

K氏
ああ。日経平均は3日続落となったものの、後場には大きく下げ幅を縮め、TOPIXはしっかりと上昇した。

K氏
そうだな。中東情勢の緊迫化に加え、米国へのハリケーン接近による供給懸念から原油価格が上昇し、インフレへの警戒が再び強まった。

H氏
ウォラーFRB理事も追加利上げの必要性に言及していた。

K氏
ああ。ただ、連続して利上げする必要はないとも述べており、10月FOMCでの利上げを急ぐ姿勢ではなかった。

H氏
それでも朝方は米長期金利が上昇し、株式市場の重しになった。

K氏
そうだな。それに昨晩はAI・半導体関連株にとって気になる報道もあった。

H氏
OpenAIの売上高が、これまで伝わっていた水準を下回るとの報道だな。

K氏
ああ。9月末時点の年換算売上高が500億ドル弱にとどまり、先月伝わっていた700億ドル近い水準を下回ると報じられた。

H氏
AI開発への巨額投資が続いているだけに、収益性への懸念が強まったわけか。

K氏
そうだな。ただ、今回の数字の違いには売上高の算出方法が影響しているとの見方もあり、必ずしも事業の成長が鈍化したことを意味するわけではない。

H氏
それでも昨日の米国市場では、エヌビディアやブロードコム、マイクロンなど半導体関連株が大きく売られた。ただ、米国株は午後に入って下げ幅を縮めた。

K氏
ああ。トランプ大統領が11月の中間選挙前にはイランを攻撃しないと表明し、原油価格が上げ幅を縮小した。

K氏
そうだな。入札結果を受けて米国債が買い戻され、長期金利も高値から低下したことで、株式市場には買い戻しが入った。

H氏
結局、ダウは52ドル高の0.10%高となった一方、S&P500は0.47%安、ナスダックは1.25%安だった。

K氏
ああ。SOX指数も3.39%安と大幅に続落しており、特にAI・半導体関連株への売りが目立つ一日だった。

H氏
それを受け、今日の日本市場でもAI・半導体関連株が売られて始まった。

K氏
そうだな。日経平均は390円を超える下落で始まり、寄り後には一時890円を超える下落となった。

K氏
ああ。OpenAIへの巨額投資を進めているだけに、今回の売上高報道が嫌気されたようだ。アーム株も結構下げており、それも重しとなった。

H氏
ただ、日経平均が大きく下落していた割には、TOPIXは意外としっかりしていた。

K氏
そうだな。前場はソフトバンクGと、昨日決算発表したファーストリテイリングの2銘柄だけで日経平均を約470円押し下げていた。

K氏
それに値上がり銘柄数は値下がり銘柄数を上回り、TOPIXはプラスで推移していた。

H氏
つまり、日経平均の下落ほど相場全体が弱かったわけではないということか。

K氏
ああ。前日に売られていた商社株などにも買いが入り、一部の値がさ株の下落を他の銘柄が吸収していた格好だ。

K氏
そうだな。SQ値は6万8465円となったが、日経平均は一時これを下回った後に切り返している。SQ通過で需給面の売り圧力が和らいだ可能性もありそうだ。

H氏
後場には半導体関連株にも買いが戻り、日経平均はさらに下げ幅を縮めた。

K氏
ああ。前日までの2日間で日経平均は1600円以上下落していただけに、値ごろ感からの押し目買いや買い戻しが入りやすかったのかもしれない。

K氏
そうだな。結局、日経平均はわずかなマイナスで引けたものの、6万9000円台を維持した。TOPIXはしっかりとプラスで引けている。

H氏
米半導体株が大きく売られた割には、日本株はかなり底堅かったといえそうだな。

K氏
ああ。ただ、AI投資の採算性への懸念や米長期金利の高止まり、それに中東情勢など警戒材料は多い。

K氏
そうだな。日本が連休中、米国市場での原油や金利、それにAI関連株の動きを確認したいところだ。