地場者の立ち話

仕手株情報や投機筋情報などシマ(兜町)から取ったホットな情報をお伝えします。仕手筋から外国人投資家の動向まで、彼らの情報は実に多岐に渡ります。


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2024年4月17日(水)   

H「今日の日本市場は大幅に続落となった。」

K「ああ。日経平均は38000円をも割り込んで引けており、TOPIXと共に安値引けとなっている。」

H「昨日の米国株はまちまちだったんだが、日本株は引き続き弱かった。」

K「ただ日経平均、TOPIX共に朝方はプラスで始まっていたし、日経平均は後場にもプラ転する場面も見られていた。」

H「そうだな。昨日と違って今日は押し目買い意欲も結構見られていたんだけどな。」

K「ただ14時にオランダの半導体製造装置大手ASMLが決算を発表し、それが失望されたことで、日本市場では半導体関連株売られてしまった。」

H「結構期待していた向きも多いようだが、想定外の決算が出てきたことで、見切り売りが多く出てきたようだ。」

K「それにより日経平均を押し下げ、投資家心理的に半導体関連株以外にも売りが波及した感じだ。」

H「このASML決算を受けて、プラス圏で推移していた米先物も時間外で下落に転じたことも重石となった。」

K「今晩の米国株も半導体関連株が売られて、全体的に結構下げるのではとの懸念も意識されたようだ。」

H「ただ米国株は引けて見るまで分からないからな。朝方売られて始まっても、終わってみれば大きく上げていることもあるしな。」

K「ああ。ASMLの決算だけで、米国株のその日の相場が決まるとは到底思えない。」

H「それだけに想定外に上昇して引けるという展開に期待したいところだが・・・。」

K「ただ米国株も弱くなっているのは確かだからな。昨日はダウこそプラスで引けているが、6日続落してきて、小幅高程度にとどまっている。」

H「S&P500指数、ナスダック指数は3日続落しているしな。」

K「ダウはユナイテッドヘルスが決算好感されて大幅高となり支えとなった面が強い。」

H「そうだな。昨日の米国株は引き続き中東情勢への警戒が重石となった他、パウエルFRB議長の発言も嫌気されたといえる。」

K「ああ。パウエルFRB議長は利下げ開始の先延ばしを示唆しており、改めて利下げ期待が後退している。」

H「まあその割にはS&P500指数、ナスダック指数は小幅安にとどまっていたとはいえるが・・。」

K「果たしてASMLの決算を受け今晩の米国株はどういう反応を示すのか注目だな。」

H「今日はベージュブックの公表もある。」

K「ああ。ただ米国株しっかりと上昇しても、日本株がどの程度戻せるかだな。連日大きく下げただけにある程度の戻りは期待出来るが、期待した程戻せないという恐れもある。」

H「確かに最近の動き見ると、その恐れもあるかもな。」

K「新興市場なんて、今月に入って随分と下落してきており、個人投資家の心理はかなり悪くなっている恐れがある。」

H「そうだな。グロース指数は連日で年初来安値を更新しており、なかなか資金が新興市場へと向かいにくくなっている。」

K「追証も発生しそうだとの見方も多いし、確かに個人投資家の心理悪化は懸念される。」

H「米国株上げても新興市場は反発出来るのか不透明感もあるが、米国下げるよりはマシだろうからな。期待したいモンだ。」


2024年4月16日(火)   

H「今日の日本市場は大幅続落となった。」

K「ああ。反発すると期待された米国株が結構下げてしまい、日本市場ではリスクオフの動きが強まったようだ。」

H「そうだな。昨日の米国株は反発して始まったんだが維持出来なかった。」

K「昨日の米国株は先週下落していたこともあり、この日は押し目買い優勢で始まった。」

H「朝方に決算発表したゴールドマンが買われたことも買い安心感に繋がったようだ。」

K「そうだな。先週末はJPモルガンの決算で売られただけに、企業決算への警戒も高まっていたからな。」

H「ゴールドマンの決算でその懸念も多少和らいだといえる。」

K「また朝方に発表された小売売上高が市場予測を上回ったことをうけ、消費関連株が買われたことも朝方の上昇に繋がった。」

H「ダウは朝方400ドル超の上昇となる場面も見られたんだが・・。」

K「その後は上げ縮小していく動きになっている。債券市場では米長期金利が上昇しており、ハイテク株売りに繋がり重石となった。」

H「データ管理システム手掛ける米インフォマティカの買収検討が報じられたセールスフォースが大きく売られたこともハイテク株には重石になった面もあるようだ。」

K「それに中東情勢への懸念も依然として警戒されているんだろう。」

H「そうだな。イスラエルがイランへ報復する可能性もあるとの懸念が強いからな。」

K「イスラエルが報復すればイランは即座位に対応する姿勢を示しており、下手すれば報復合戦となって泥沼だからな。」

H「結局終わってみれば、ダウは250ドル近くの下落となり、6日続落となっている。」

K「S&P500指数、ナスダック指数は結構下げており、日経平均も安く始まった。」

H「寄り後も弱含みの動きとなっており、節目の38500円割れ水準では下げ渋りも見られたんだが、結局キープできず更に下げてしまう展開となった。」

K「後場には38400円も割り込んで、900円超の下落となる場面もあったんだが、その後は下げ渋り、やや戻す場面も見られたんだが・・。」

H「戻りも鈍く、結局日経平均は38500円割れの760円超の下落で引けている。」

K「TOPIXは2%超の下落となっており、海外投資家にの手仕舞い売りも出ているようだ。」

H「まあ短期資金が中心なんだろうけど、ここに来て地政学リスクも高まってきたし、引き続き米利下げ期待は後退しっぱなしだし、株式市場には逆風が吹いている感じだ。」

K「恐怖指数と言われるVIX指数は大きく上昇してきており、警戒感が必要と言われる20目前となっている。」

H「そうだな。VIX指数が20を超えてくると、機械的に株売りに動く向きも多いと警戒されているし、今日の日本市場はそういった懸念も意識されていたようだ。」

K「それだけに今日は積極的な押し目買いはあまり見られず、逆にポジション落としてきた向きも多いと思われる。」

H「このまま、すぐに落ち着いてくれればいいのだが、更に波乱となるようだと、日本株もタダでは済まない。」

K「取りあえずイスラエルが報復するのかどうか見守りたい。」

H「そうだな。今晩の米国株しっかりと反発してくれればいいのだが・・。期待したいモンだ。」


2024年4月15日(月)   

H「週明けの日本市場は反落となった。」

K「ああ。先週末の米国株が大きく下落したからな。」

H「そうだな。悪材料が相次いで出てきたことで、ダウは1.2%超の下落となる475ドル安で引けた。」

K「S&P500指数は1.4%超の下落、ナスダック指数は1.6%超の下落で引けている。」

H「朝方に決算発表したJPモルガンが大きく売られたことで投資家心理を冷やしたようだ。」

K「JPモルガンなど大手金融機関の決算発表を皮切りに、本格的に決算発表が相次いで出てくるため、決算への警戒感に繋がったんだろう。」

H「だろうな。それにより他の金融株にも売られるものが目立っていた。」

K「更には半導体株も安い。」

H「ああ。中国が国内主要通信事業者に対して、通信網から外国製半導体を段階的に排除するよう指示していたと報じられたことが重石になった。」

K「それにより中国比率が高いインテルなどが大きく売られており、半導体株全体に重石となっている。」

H「ハイテク株は引き続き利下げ期待が後退していることも重石になっているといえる。」

K「そうだな。先週末に発表されたミシガン大学期待インフレ率は、前回より伸び拡大しており、更に利下げ期待が後退しているからな。」

H「また中東情勢緊迫化への懸念も重石になったといえる。」

K「ああ。イランによるイスラエルへの報復攻撃が差し迫っていると伝わっていたからな。」

H「実際、先週末にはイランはイスラエルへミサイルなど打ち込んでいる。」

K「イランがイスラエルへ直接攻撃したのは初めてのことだ。」

H「ただ、その99%は迎撃したとのことで、大した被害はなかったようだ。」

K「まあイランも本気で攻撃する気はないんだろう。迎撃されることが分かっていて攻撃したとの見方も多い。」

H「そうだな。それにイランはイスラエルが報復しなければ、これ以上、攻撃するつもりはないと述べている。」

K「ああ。それだけにこれ以上情勢悪化するかどうかは、イスラエル次第となる。」

H「ただ米国はイラン報復には参加しない意向を示しているし、イスラエルも報復には動かないという期待はありそうだけどな。」

K「それならば中東情勢はこれ以上の緊迫化は避けられるという期待はある。今日、日本株が下げ渋ったのは、そういった期待も強いんだろう。」

H「だろうな。米先物も時間外取引でしっかりと上昇しているし、中東情勢はこれ以上悪化しないという見方が多いようだ。」

K「ただ先週末の米国株はその懸念だけで売られたわけではないからな。」

H「確かにそうだ。今日は米国で小売売上高など経済指標の発表もあるし、ゴールドマンなどの企業決算もある。」

K「それらをうけどういう動き見せるのか注目だな。」

H「ああ。期待したいモンだ。」


2024年4月12日(金)   

H「週末となる今日の日本市場はしっかりと上昇したが上値の重さは見られていた。」

K「ああ。昨日の米国株は高安まちまちだっただけに、上値が重いのも仕方ないだろう。」

H「まあそうだな。注目された米3月PPIは総合は前月比、前年比共に市場予測を下回ったものの、コアPPIが市場予測を上回った。」

K「ただ過度な懸念は和らいだようで、米国株は反発して始まった。」

H「そうだな。昨日の下落の反動もあったんだろう。」

K「だろうな。寄り後は買い続かずに、売り優勢の展開となっており、主要株価3指数はマイナスに転じたからな。」

H「米PPI発表をうけて、米長期金利は一旦低下したんだが、それも続かず戻している。それが重石になっていた面もあるのかもな。」

K「ダウは午前中に260ドル超の下落となる場面も見られたが、その後は切り返す動きになっている。」

H「昨日の米国市場ではハイテク株の強さが見られており、それが支えとなった格好だ。」

K「ナスダック指数は朝方にマイ転したが限定的となっており、すぐにプラス圏に戻して上げて行く展開になっていたからな。」

H「それに引っ張られる格好で、S&P500指数もプラスに戻し、午後にはダウもプラスに転じた。」

K「個別に好材料が出たハイテク株もあるが、特に半導体株の強さが目立っていた。」

H「そうだな。SOX指数は大幅高となっているし、構成銘柄は全て上がっていた。」

K「その一方で、ディフェンスブ株には売られるものが見られており、ダウの重石になった格好だ。」

H「結局ダウは、引けにかけて再びマイナスに転じて小幅安で引けている。」

K「S&P500指数はしっかりとプラスで引け、ナスダック指数は1.7%近くの上昇で引けている。」

H「それをうけ日本市場でも半導体関連株などが買われて、しっかり上昇して始まった。」

K「日経平均は寄り付き直後には330円超の上昇となる場面も見られたんだが、買いも続かず、その後は上げ縮小の動きになっている。」

H「今日はSQ算出日ということもあって、その影響で押し上げられた面もあるのかもな。」

K「そうだな。SQ値は39,820.59円となっており、日経平均はザラ場中に一度も付けていない。いわゆる幻のSQ値となっているからな。」

H「それに今日はファーストリテイリングが決算物足りないとの見方から結構売られていたことも日経平均の重石となった。」

K「それでも日経平均は前場は結構頑張っていたんだが、後場には弱含みになっている。」

H「そうだな。週末要因もあるんだろうけど、結局日経平均は80円程度の上昇にとどまって引けた。」

K「25日移動平均線は終値で維持出来ずだ。」

H「まあTOPIXはしっかりと25日線をキープしている格好だし、引き続き買い手もいるといえるだろう。」

K「そうだな。まだ日柄調整といった揉み合いの展開が続いているといえるが、来週から方向性も出てくれば良いけどな。」

H「まあ下方向に方向性出てきても厄介だけどな。方向性出てくるなら、当然上を期待したいモンだ。」

K「ああ。取りあえず今晩の米国株どういう動き見せるのか注目しておきたい。」

H「今日はJPモルガンなど金融機関の決算発表があるからな。期待したいモンだ。」


2024年4月11日(木)   

H「今日の日本市場は高安まちまちとなった。」

K「ああ。日経平均は続落となったが、TOPIXは小幅に反発した。」

H「注目された米3月CPIは、前月比、前年比共に市場予測を上回った。更にコア指数も前月比、前年比共に市場予測を上回っている。」

K「これをうけ、米国市場では株売り債券売りとなっている。」

H「米長期金利は再び4.5%台まで上昇しており、米国株には重石となった。」

K「このCPIをうけて、Fedウォッチでは6月の利下げ期待が更に低下し、7月利下げも50%を割り込んできている。」

H「ああ。最初の利下げは9月になるとの見方が最も高くなっている格好だ。」

K「年内で言えば、3回の利下げとなる可能性は非常に小さくなっており、1~2回にとどまるという見方になっている。」

H「今後も強いインフレ指標が続くようだと、本当に年内の利下げ無くなるかも知れない。」

K「そうだな。そういった懸念も意識されて、昨日の米国株は結構売られて、ダウは一時580ドル近くの下落となる場面も見られた。」

H「その後は下げ渋っていたものの、戻りは鈍く、結局ダウは1.1%近くの420ドル超の下落で引けている。」

K「ああ。S&P500指数は0.95%安、ナスダック指数は0.84%安で引けた。」

H「為替市場ではドルが買われて、ドル円は円安へ進行した。一時153円台まで円安が進み、34年ぶりの円安水準となった。」

K「そうだな。それが今日の日本株には支えとなっている面もあるかもな。」

H「まあトヨタなど早々にプラスに転じるなど、一部銘柄には強い動きとなっているものも見られているからな。」

K「政府日銀による円買い介入への思惑もあるが、昨日からの円安は明らかに米国要因だからな。それでは介入する理由にはならない。」

H「ただこのまま更に円安が進んでいくようだと、介入してくる可能性も出てくるかもな。」

K「そうだな。市場では1ドル155円を超えてくるようだと介入に動く可能性が高まるとの声も聞かれている。」

H「日銀による早期利下げの懸念も強まってくる恐れもあり、今後日本株の重石となる恐れもありそうだ。」

K「ああ。円安は輸出企業やインバウンドには追い風だが、やはりインフレ圧力に繋がるし、過度な円安は逆に日本経済にはマイナスになるからな。」

H「取りあえず今日は日本株は下げ渋っており、強さは見られている。」

K「そうだな。TOPIXはプラ転しているし、日経平均は朝方には500円以上も下げる場面もあったが、下げ幅は縮小している。」

H「押し目買い意欲も強い感じだ。」

K「ただやはり米国株は懸念だよな。本当に年内利下げがないということになれば、もっと米国株は調整しても不思議はないだろうからな。」

H「まあ、さすがにそこまでは、まだ織り込んでいないだろうからな。」

K「取りあえず今晩には米PPIが発表される。それも想定以上に強い数字出てくるとやっかいだが・・。」

H「そうだな。どういう数字が出てきて、どういう反応を見せるのか注目だな。期待したいモンだ。」

 

 

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