地場者の立ち話

仕手株情報や投機筋情報などシマ(兜町)から取ったホットな情報をお伝えします。仕手筋から外国人投資家の動向まで、彼らの情報は実に多岐に渡ります。


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2025年5月16日(金)   

H「週末となる今日の日本市場はまちまちとなった。」

K「ああ。昨晩の米国株もまちまちだった。」

H「昨日の米国株は、朝方に経済指標発表もいろいろあった。」

K「そうだな。米PPIは市場予測を下回り伸び鈍化し、米長期金利低下につながった。それだけに株式市場には追い風になったといえる。」

H「それに小売売上高も市場予測をやや上回った。」

K「NY連銀製造業景気指数とフィラデルフィア連銀景気指数も市場予測を上回った。といってもいずれもマイナスだけどな。」

H「ただ鉱工業生産と住宅市場指数は市場予測を下回っている。」

K「結局まちまちであり、株式市場への影響もまちまちだったといえるだろう。」

H「個別の材料で動いていたものもあるしな。」

K「そうだな。前日引け後に米司法省による捜査が報じられたユナイテッドヘルスが派手に売られてダウの重しとなった。」

H「その一方で、前日引け後に決算発表したシスコシステムズが買われており、ダウの支えになっている。」

K「ダウは朝方に270ドル安となったが、終わってみれば270ドル超の上昇で引けている。」

H「S&P500指数もしっかりと上昇して引けたんだが、ナスダック指数が昨日は弱めで、小幅ながらも反落して引けている。」

K「引け後にはアプライドマテリアルズが決算を発表し、それをうけ時間外取引で結構売られていた。」

H「そうだな。その影響で、今日の日本市場では、東京エレクなど半導体関連株が売られて重しとになっていた。」

K「ああ。その影響もあって、日経平均は前場中ごろには37500円も割り込んで、270円超の下落となる場面も見られた。」

H「でもその後は売りが一巡したのか、下げ渋っていた。」

K「そうだな。日経平均は徐々に下げ縮小する動きになっており、後場にはプラスに転じる場面も見られたからな。」

H「ただその水準では上値重く、結局日経平均は僅かだがマイナスで引けている。」

K「しかしTOPIXは小幅高で引けており、今週の取引を終えた。」

H「結局、今週も日本株はしっかりと上昇し、日経平均、TOPIXともに5週連続の上昇となった。」

K「4月上旬に派手に下げたが、それ以降は戻り基調を続けて言う格好だ。とはいっても既に4月上旬に売られた分は、取り戻しているけどな。」

H「日経平均は38000円台は維持できなかったが、底堅さはみられており、悪い動きでもないだろう。」

K「そうだな。38000円近くで日柄調整する分には悪くはないだろう。まあ来週は上げなくてもいいから、この辺でしっかりとした推移を続けてほしいもんだ。」

H「ああ。とりあえず今晩の米国株しっかりとした推移見せてほしいもんだな。」

K「そうだな。期待したいモンだ。」


2025年5月15日(木)   

H「今日の日本市場は終日軟調な展開だった。」

K「ああ。日経平均は朝から38000円を大きく割り込んでいたし、ザラ場一度も38000円に迫る場面もなかった。」

H「結局、38000円を固めるどころか、再び弾かれてしまったような格好だ。」

K「昨日の米国株は高安まちまちで、引き続きハイテク株が強かったんだが・・。」

H「そうだよな。米半導体株などしっかりと買われていたんだが、日本市場では売られるものが目立っている。」

K「今日は為替だな。為替が昨夕から円高へ振れてきており、それが重石となった。」

H「そのようだな。昨夕、米国と韓国の政府高官が通貨政策を協議したと伝わり、ドルが売られて円が買われたようだ。」

K「ああ。日本にも円安是正を求められるのではとの懸念に繋がったようだ。」

H「そのようだな。これから徐々に円高へと進行していくのではとの見方も多いようで、今日の日本市場では輸出株中心に売られて重石となっている。」

K「先日までTOPIXが13連騰するなど、個別株も足元上げてきた銘柄も多いからな。手仕舞い売りも出やすかったと言える。」

H「そうだな。実際に円高へ進んで行くのかは不透明だが、とりあえず今日は利食い売りの理由にされた感じだな。」

K「ああ。ただ今後、実際に円高へ進んでいくようだと日本株にはやっかいだな。それでなくとも米関税の影響が不透明な状況なのに。」

H「そうだな。米関税に加え、円高懸念も強まると、企業業績へ影響が一段と難しくなる。」

K「今期業績予想の前提となる想定為替を1ドル145円としている輸出企業も少なくない。」

H「現状の水準だな。今後為替が大きく円高へ進むとなれば、そういった企業の業績は大きく下振れることになる。」

K「実際に円高へ大きく進んでいくのかは分からないが、そういった懸念が浮上してくると、どうしても懸念先行することになるからな。」

H「まあ為替もそうだが、米関税の行方も不透明だからな。結局はそれらの影響を大きく受ける恐れがある企業は、先行き不透明な状況だけに、手掛けにくさは続くんだろう。」

K「ああ。それだけに、それらの影響をうけにくい、内需関連株などがやはり手掛けやすいと言えるだろう。」

H「そういった銘柄がしっかりと買われて、日本株全体を引っ張っていければいいが・・・。」

K「そうだな。取り合えず今日で企業決算発表シーズンも終わる。好決算発表した銘柄が暫くは見直されて行くことになりそうだが、やはり買いが続くのは内需株中心になるのかもな。」

H「ああ。今回の決算発表では株主還元強化を打ち出す企業が相次いでいた。そういった企業も買われやすいといえ、支えになるかもな。」

K「そうだな。とりあえず明日は週末だが、日本株しっかりと反発して欲しいところだな。」

H「明日も下げてしまうと、今度は下落基調になっていくとの懸念も強まりそうだ。」

K「とりあえず今晩の米国株や為替動向に注目したい。」

H「ああ、期待したいモンだな。」


2025年5月14日(水)   

H「今日の日本市場は反落となった。」

K「ああ。TOPIXは14営業日ぶりの下落となった。」

H「14連騰にはならずか・・・。」

K「まあ仕方ないだろう。連騰に意味はないし、逆に連騰止まったことで、買いやすさも出てくる期待もある。」

H「昨日の米国株はまちまちとなった。」

K「ただ総じて強かったといえるだろう。」

H「そうだな。CEOの交代と通期の利益見通しを撤回したユナイテッドヘルスが派手に売られ、ダウの重しとなり、ダウは下げたが、S&P500指数とナスダック指数は終日しっかりだった。」

K「朝方に発表されたCPIが市場予測を下回り、伸び鈍化したことが好感された。」

H「そうだな。ただこれから伸びてくるとの見方が多いが、やはり米中摩擦緩和すれば、インフレも言うほど高まらないとの期待もあるからな。」

K「ああ。結局は引き続き米中関税の大幅引き下げが引き続き好感されたといえるかもな。」

H「そうだな。それをうけ今日の日本株はまちまちで始まった。ドル円が円高気味となっていることが重しになった。」

K「ああ。連騰しているTOPIXは小安く始まったんだが、日経平均は小高く始まり、寄り後には3桁の上昇となる場面も見られた。」

H「しかし買いも続かず、その後は日経平均もマイナスに転じて、下げ幅拡大する動きになっている。」

K「日経平均38000円台では、ヤレヤレ売りも出やすいようだ。手仕舞いに動く向きも多かったようだ。」

H「それに連騰していることもあり、この水準では買いにくさもあるからな。」

K「だろうな。日経平均は節目の38000円も割り込んで、前場は日経平均300円超の下落で今日の安値圏で引けていた。」

H「しかし後場は押し目買い優勢の展開となり、日経平均は38000円台に戻して下げ縮小してきたんだが、プラス圏までは戻せずだ。」

K「結局小幅安で引けているが、38000円台はキープした。」

H「依然として過熱感はあるだけに、さらに上げていくよりは、この水準でしっかりと下値を固めて欲しいもんだ。」

K「そうだな。日経平均38000円をしっかりと固めて、戻り売りを吸収しこなせれば、上値も軽くなってくる。」

H「ああ。明日以降も下値の堅さがみられればいいけどな。」

K「取り合えず、今晩の米国株に注目だな。派手に下げそうもないだけに、懸念は乏しいといえるが。」

H「トランプ大統領がまた変なこと言い出さなければな。」

K「そうだな。期待したいモンだ。」

H「今晩の米国株どういった動き見せるのか注目だな。期待したいモンだ。」


2025年5月13日(火)   

H「今日の日本市場は大幅な続伸となった。」

K「ああ。日経平均は38000円を超えてきて、200日移動平均線をも上回ってきた。」

H「32000円割れ水準から、1カ月程度で38000円台まで戻してきた格好だ。」

K「そうだな。今年2月以来の高値水準となっている。」

H「TOPIXは今日で13連騰となった。3月下旬以来の高値水準だ。」

K「13連騰は2009年8月以来のことだそうだ。」

H「米中摩擦の緩和期待が一段と強まったことで、リスクオンの動きが強まった。」

K「当然買戻しの動きも誘発している。足元上昇続けてきただけに、逆張り的にショートポジション取る向きも結構いただろうからな。」

H「しかし早くも関税引き下げることで合意するとは驚いたな。しかも大幅に引き下げるとは。」

K「ああ。先週末にはトランプ大統領が80%が適切だろうとの見解を示したばかりだ。」

H「そうだな。あれはフラグだったということか。」

K「まさか80%を大きく下回る水準まで引き下げるとは・・。」

H「結局、米中ともに115%も引き下げて、米国は対中関税を145%から30%に、中国は対米関税を125%から10%となった。」

K「90日間限定だが、たとえそれを過ぎても元には戻さないとのことだからな。」

H「ああ。相互関税に後から追加した分は、一時引き下げではなく、互いに撤廃するとのことだ。」

K「それだけに90日間経過し合意できなくても、米国は対中関税を相互関税34%に戻すだけだ。それに加えて、もともと違法薬物絡みで課していた20%に乗せる格好で54%となる。」

H「中国は対米関税を90日後に戻しても34%になるだけだ。別途、違法薬物絡みの関税に対する報復で発動した、LNGや大豆などへの関税はそのままだ。」

K「結局、米国も中国との貿易がなくなるのは困るということなんだろう。」

H「だろうな。やはり代替えがきかないものも多いんだろう。」

K「まあ90日間で、最終合意までたどり着ければいいけどな。」

H「そうだな。米中関税はゼロにはならいようだが、相互関税の10%だけになるという可能性はあるようだからな、何とか合意に至ってほしい。」

K「その前に日本も早いところ米国と同意しないと、10%の相互関税が24%まで跳ね上がる。」

H「すでに発動中の自動車や自動車部品、それに鉄鋼・アルミへの関税25%も、何とか撤廃なり引き下げてもらわないと・・。」

K「そうだな。90日間の期限まであと1カ月半ちょっとしかないからな。そう簡単なことでもないとは思うが。」

H「ただ合意して関税引き下げてもらわないと日本経済への影響が大きい。」

K「ああ。とりあえず米中関税引き下げ効果で、今晩の米国株も期待したいモンだ。」

H「時間外取引では米先物軟調推移となっているのが気になるが、最終的には今晩も上昇して引けてほしいもんだ。期待したい。」


2025年5月12日(月)   

H「週明けの日本市場はしっかりと続伸し、TOPIXは12連勝となった。」

K「ああ。先週までの流れが続いている。上値の重さはみられているものの、底堅さも見られており、崩れそうもない動きだ。」

H「先週末の米国株は高安まちまちだったんだが、注目された米中の初となる閣僚級協議で大きな進展があったと伝わり好感された。」

K「そうだな。日本時間の朝方に伝わっており、ベッセント米財務長官によれば、大きな進展があったとのことだ。」

H「中国側からも、問題の解決に向けて重要な一歩を踏み出したと前向きな発言が出てきている。」

K「詳細は今日にも発表される予定だが、とりあえず今日の日本市場では米中摩擦緩和への期待から、株買いにつながったといえるだろう。」

H「そうだな。それにより時間外米先物も結構上げていたからな。」

K「ああ。今晩の米国市場でも好感されて大きく上げるのではとの期待も強いようだ。」

H「まあ詳細発表されて失望されなければいいけどな。」

K「ただ1回目の協議だからな。もともと過度な期待もされてはいないと思われ、それなりに進展があり、協議継続されるなら期待感は続くだろう。」

H「そうだな。ただ悪材料も伝わっていた。トランプ大統領が日本時間朝方に、SNS上で薬価大幅引き下げを示唆している。」

K「ああ。米国での医薬品価格を大幅に引き下げる大統領令に署名するとのことだ。」

H「それにより今日の日本市場では医薬品株が総じて売られていた。」

K「今晩の米国市場でも医薬品株は売られそうであり、それが重しとならなければいいのだが。」

H「そうだな。」

K「あと先週末には、トランプ米政権が輸入する航空機や部品への追加関税を視野に調査を始めたとのも伝わっている。」

H「ああ。これが実現されれば、ボーイングなどには悪材料となり、今晩の動向が注目される。」

K「そうだな。まあ米国株下げたとしても、日本株大きく崩れる感じもしないけどな。」

H「確かにそうだな。引け後には先々週の投資主体別売買動向が発表されたが、海外勢の買いが依然として続いている。」

K「まあ現物株に限っていえば、5週連続の買い越しとなった。先物との合算でも3週連続で買い越している。」

H「先週も海外勢の買い越しは続いている感じだし、日本株が海外勢に見直されているのかもな。」

K「そう期待したいところだが、トランプ関税の影響など、日本株にも不透明な面も強いけどな。」

H「確かにそうだよな。」

K「ただ株主還元強化に踏み切る企業が日本企業には相次いでおり、その辺で見直されているということはあるかもな。」

H「そうだな。とにかく明日以降もしっかりとした展開続けてほしいもんだ。」

K「ああ。期待したいモンだ。」

 

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